映画『トイレのピエタ』

キャスト

野田 洋次郎
野田 洋次郎 YOJIRO NODA MESSAGE

85年、東京都出身。ロックバンド「RADWIMPS」のヴォーカル&ギターであり、全作品の作詞作曲を担当する。01年にバンドを結成し、06年シングル「25コ目の染色体」でメジャーデュー。以来、最新作『×と○と罪と』を含む7枚のアルバムと16枚のシングルをリリース。深い思索の末に辿り着いた同時代的な恋愛観、死生観、宗教観を盛り込んだメッセージ性の強い楽曲は、若者たちを中心に圧倒的な支持を集める。またillion名義でのソロプロジェクトも行っており、ファーストアルバム『UBU』はイギリス、フランスをはじめとした世界各国で発売され話題となった。14年2月から約半年間、韓国、香港などのアジア公演も含む33会場44公演という規模で開催されたツアー「RADWIMPS GRAND PRIX 2014 実況生中継」のライブ映像、永戸鉄也監督によるドキュメンタリー映像などが収められたRADWIMPS Live & Document 2014「×と○と君と」が発売中である。デビュー以来、音楽活動に専念してきた野田にとって、本作が映画初出演となるばかりか初めての演技となる。野田はオファーを受けた理由を松永大司監督の脚本に描かれた園田宏というキャラクターに「運命を感じるほどシンクロしたからだ」と語る。その言葉通り、野田はこれ以上ないほど自然体の演技で、余命宣告を受けた青年の苦悩に満ちた心情を見事に表現してみせた。

杉咲 花
杉咲 花 HANA SUGISAKI MESSAGE

97年、東京都出身。スケールの大きい演技に定評があり、若手演技派女優としてもっとも注目を集めている。ドラマ出演作として、「家族のうた」(12年/CX)、「夜行観覧車」(13年/TBS)、「名もなき毒」(13年/TBS)、「なぞの転校生」(14年/TX)、「MOZU」(14年/TBS)、「学校のカイダン」(15年/NTV)などに出演。映画出演作として、米村宏昌監督『思い出のマーニー』(声の出演/14年)、武正晴監督『イン・ザ・ヒーロー』 (14年)、三島有紀子監督『縫い裁つ人』 (15年)、朝倉雄三監督『愛を積むひと』 (15年初夏公開)など。1年以上におよぶオーディションの末、本作のヒロイン役を射止める。華奢な体躯からは想像もつかないほどの爆発力ある演技で、生命力を持て余す高校生を体現した。

リリー・フランキー リリー・フランキー LLIY FRANKY MESSAGE

イラストやデザイン他、文筆、演技、写真、作詞・作曲など多方面で活躍。初の長編小説となった「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」は06年の本屋大賞を受賞し220万部のメガヒットを記録。絵本「おでんくん」はアニメ化もされロングセラーとなる。他の著書に「女子の生きざま」「誰も知らない名言集」「美女と野球」「ボロボロになった人へ」「マムシのan.an」「エコラム」など。俳優としては橋口亮輔監督『ぐるりのこと。』(08年)でブルーリボン賞新人賞を受賞、是枝裕和監督『そして父になる』(13年)で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞他、白石和彌監督『凶悪』(13年)で同優秀助演男優賞他、同年の多数の映画賞を受賞。他の映画出演作に石井輝男監督『猛獣VS一寸法師』(04年)、田口トモロヲ監督『色即ぜねれいしょん』(09年)、大根仁監督『モテキ』(11年)、松居大悟監督『アフロ田中』(12年)、廣木隆一監督『きいろいゾウ』(13年)、永井聡監督『ジャッジ!』、三池崇史監督『神様の言うとおり』(以上14年)、是枝裕和監督『海街diary』(15年6月13日公開)、三池崇史監督『極道大戦争』( 15年6月20日公開)、塚本晋也監督『野火』 (15年7月25日公開)、大根仁監督『バクマン。』、橋口亮輔監督『恋人たち』(ともに15年秋公開)など。本作では宏と同室に入院する横田を飄々とした独特のリズムで演じている。

市川紗椰 市川紗椰 SAYA ICHIKAWA

87年、愛知県出身。ViVi、25ansの専属モデルを経て、sweet、MORE、BAILA、MAQUIAなどの女性ファッション誌で活躍。写真集に「月刊紗椰」がある。また抜群のプロポーションと透明感ある美肌で人気を博し、毎日欠かさず飲んでいるグリーンスムージーのレシピ本「朝の一杯で、美肌も代謝もダイエットも!モデル紗椰の毒だし<美腸>スムージー」を発売し、話題に。4月からはBS日テレ「IMAZINE」にもMCとして出演が決定。鉄道マニアでもあり雑誌・旅と鉄道にてコラム「人気特急でゆこう」を連載中。その他、アニメやB級グルメなど多方面に趣味を持つことでも知られている。

大竹しのぶ 大竹しのぶ SHINOBU OTAKE MESSAGE

57年、東京都出身。74年「ボクは女学生」(CX)の一般公募でドラマ出演。75年「青春の門 筑豊篇」で本格的にデビュー。その鮮烈さが天性の演技と絶賛され、同年、NHK朝の連続テレビドラマ小説「水色の時」に出演し、国民的ヒロインとなる。以降、気鋭の舞台演出家、映画監督の作品には欠かせない女優として、映画・舞台・ドラマなどジャンルにとらわれず話題作に相次いで出演している。近年の舞台出演作に「ヘンリー六世」(10年)、「シンベリン」(12年)、「かもめ」「スウィーニー・トッド」「ピアフ」(以上13年)、「太鼓たたいて笛ふいて」「抜目のない未亡人」「火のようにさみしい姉がいて」(以上14年)がある。近年の映画出演作品に、宮崎駿監督『借りぐらしのアリエッティ』(10年)『風立ちぬ』(13年)、新藤兼人監督『一枚のハガキ』(11年)、行定勲監督『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』、吉田康弘監督『旅立ちの島唄 十五の春』(以上13年)、堤幸彦監督「悼む人」(15年2月14日全国順次公開)、是枝裕和監督「海街diary」(15年6月13日全国順次公開)など。2011年には紫綬褒章を受章。

宮沢りえ 宮沢りえ RIE MIYAZAWA MESSAGE

73年、東京都出身。88年『僕らの7日間戦争』で映画初主演を果たす。02年には『華の愛 遊園驚夢』でモスクワ国際映画祭最優秀女優賞、山田洋次監督『たそがれ清兵衛』で第26回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞、吉田大八監督『紙の月』(14年)では東京国際映画祭最優秀主演女優賞を受賞し、日本人では11ぶりの快挙を遂げるなどその演技力は高い評価を得ている。近年のドラマ出演作に「江~姫たちの戦国」(11年/NHK)、「プレミアムドラマ 神様のボート」(13年/NHK)、「グーグーだって猫である」(14年/WOWOW)など。主な舞台出演作に「透明人間の蒸気」(04年)、「ドラクル God Fearing Dracul」(07年)、「人形の家」(08年)、「パイパー」(09年)、「ザ・キャラクター」(10年)、「下谷万年町物語」、「THE BEE」(以上12年)、「今ひとたびの修羅」、「盲導犬 澁澤龍彦「犬狼都市」より」、「MIWA」(以上13年)、「海辺のカフカ」、「火のようにさみしい姉がいて」(以上14年)。主な映画出演作に勅使河原宏監督『豪姫』(92年)、市川崑監督『四十七人の刺客』(94年)、当摩寿史監督『うつつ』(02年)、黒木和雄監督『父と暮らせば』(04年)、市川準監督『トニー滝谷』、滝田洋二郎監督『阿修羅城の瞳』(以上05年)、是枝裕和監督『花よりもなほ』(06年)、三枝健起監督『オリヲン座からの招待状』(07年)など。14年10月からCX系「ヨルタモリ」で初のバラエティー番組の司会も務めている。

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